洗い出し風アプローチ「リンクストーン」の救世主!四国化成の「洗い出し基材」
「コンクリートの洗い出し」をご存じでしょうか?コンクリートの洗い出しとはアプローチなどへのコンクリート打設後に行う表面仕上げの方法のひとつです。
コンクリートはセメントと砂や砂利、水などを混ぜ合わせて作りますが完全に硬まる前に表面を洗い流し砂利などの一番上部分だけが見えるように施工する仕上げの技術のこと。
例えばこんな感じです。
しかし実力のある左官さんの高齢化や減少から「コンクリートの洗い出し」が難しくなってきた中で四国化成さんが「コンクリートの洗い出し風」を表現できる「リンクストーン」という樹脂系の舗装材を発売され全国的にもブームになった時期があります。
四国化成さんに続き他メーカーも追随しました。
ただそれから5~10年後には樹脂が紫外線などで劣化し埋まっていた砂利が表面に浮き出てきてぽろぽろ取れてくる…という状況に。
そこでメーカーも補修材やコーティング剤を発売しましたがリンクストーン自体は少し勢いがなくなりました。
一方で三平には洗い出しの上手な左官さんが多くキレイな見た目も長持ちするので基本的にコンクリートの洗い出しを施工してきました。
補修剤やコーティング剤を提案したところ「ツルツル滑るのは困る…」とのこと。新しいリンクストーンはやや滑りやすい傾向がありコーティング剤などで復活させても年齢のこともあって転倒のリスクが高まるならNO!というわけです。
そこで登場するのが同じく四国化成さんんの「洗い出し基材」!