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150年の庭をモミジ谷に。「歴史改庭」

150年の庭をモミジ谷に。「歴史改庭」 第1弾

うわ〜中庭の植木が凄い事になっていますね〜(・・;)
実際は写真で見るほど大げさではないのですがちょっと植木が多すぎですね・・・。
ですがこの庭は約150年以上前に造られた歴史のある庭です。
その庭を大幅に改造?いやほとんど作り直し?の工事です。

お客様から「三平は洋風が得意で和風はできないのでは?」と言われます・・・^_^;
そんな〜勝手に決めないで下さいよ〜。基本は和風の庭ですから!
和が分からない設計できない、施工できないそんな庭屋さんはカッコいい洋風の庭はできませんよ(^。^)
ちょっとカッコいいこと言いましたが実際そうなんですよ〜(^O^)

日本人の庭の基本は洋風和風問わず『和』にあり!これですね・・・・m(__)m


150年の庭をモミジ谷に。「歴史改庭」 第2弾

既設の植栽が多い庭をいったん「何もなし」の状態まで掘り取り、搬出、処分、移植を繰り返します。
この現場はそのこと以前に大きな問題がありました。
それはこの庭自体が中庭のため材料の搬入出の通路がなかったこと・・・(*_*)まずはその搬入出の道作りから始めました。
始めましたってそんな大したことではありません。ブロックの塀を一部解体して工事が終わるとまた復旧するといった工事です。ですがその唯一搬入できるようになった場所でも工事の車両がギリギリいっぱい入れるだけの道しかなく(それもお隣さんの庭で切り返しをさせてもらって・・・)搬入には大変神経を使います(ーー;)
そして作業は掘り取り、搬出、処分、移植と続きますが写真は大方何もなくなった状態です(^o^)丿150年ぶりに太陽の日差しを受ける土がビックリしてるかも!
さすがに土は良い状態で土壌改良がほとんど不要な状態でした(^。^)

前回の写真は何もなくなった写真のみなので、面白くないかもと思い、その4時間後の写真です(^_^;)
あんまり変化はないのですがね・・・(-_-)


150年の庭をモミジ谷に。「歴史改庭」 第3弾

不要の石を取り除き景石や飛び石を搬入します。
場所が狭いため穴を掘る機械も大きな重機で工事をしたり、タイミングを見計らって小さな重機に入れ替えたりと忙しく段取りをしながらの作業です(^。^)
この段取りが上手にできて作業の効率が上がるとなぜか凄く嬉しいんですよね〜§^。^§ 
「決まった!俺って段取り上手〜(^。^)」みたいな感じでささやかな喜びですね。
そして奥のほうから仕上げていくので奥に据える材料から・・・そしてある程度材料を見ながら「この辺かな〜?」なんて考えながら感覚で石を据えていきます。この辺の作業も頭と感覚を頼りに楽しい作業ですね。
そのかわり後から「しまった〜(ーー;)逆だった〜」とか「しまった〜(ーー;)なんでここに入れてしまったのか〜?(ーー;)」になると反省反省反省・・・猿にも負けないぐらい反省・・・ですね。
写真の材料風景もそんな感じの作業途中です。


150年の庭をモミジ谷に。「歴史改庭」 第4弾

作業の割りに写真があまり変わらないのでもう1枚!
写真奥に大きなヤマモミジを植え込みました。
この植栽工事は大変でした!搬入路が狭い中、大きなモミジをトラックに積み込んだままでは入れないので近くに降ろして板の上に乗せて人海戦術で板ごと地面を滑らせながら搬入植え込みしました。とにかく大変でした(^_^;)
この工事の中で一番大変でドキドキした瞬間ですね。


150年の庭をモミジ谷に。「歴史改庭」 第5弾

ドキドキの搬入が終わり飛び石や景石を決めていきます。(ドキドキの搬入!そんなに言うなら写真見せてよ〜って?そんな余裕なし!頭フル回転(*_*)地下足袋フル回転(*_*)で終わってフ〜・・あ!写真撮ればよかった〜(*_*)ってね。遅し〜)
見ても分かりやすいのが飛び石ですね。少し傾斜している場所を歩くので階段状に据える飛び石ですね。
その先に御影の長石の幅広のもので橋を据える予定です。橋?はい!橋と言えば川?そうなんです川を作ります(^o^)丿
まあ川といっても常時水は流れていません。要するに枯山水ですね(^.^)今日みたいな大雨の日は流れていると思いますが・・・。
川の一番奥に長細い景石が建っていますがあれが川の源流。川の始まり!水が湧き出る場所!滝口?まあ色々な言い方や表現がありますがあそこから川が始まっているってことを表現したものですね。


150年の庭をモミジ谷に。「歴史改庭」 第6弾

そんなこんなで石の配置、据付完了!(^o^)丿
生け込み型の石灯籠も据えられ庭らしくなってきましたね。うんうん。
次回ぐらいが完成かな?(^.^)


150年の庭をモミジ谷に。「歴史改庭」 第7弾

今回のこの和風の坪庭の工事完成いたしました。
写真はこの庭を見る和室の室内から写した物。室内からこの角度で見えます。
モミジを5本植え込んだ「モミジ谷」といったあまり形にとらわれない雑木の庭ですね。同じ種類の樹木を植え込むことで色とりどりの変化や花を楽しむということは少しですが全体が同じように大きく変化しますので迫力があります。
これからは紅葉、落葉、新芽、花等など一斉に変化するのでそれは迫力でしょうね。
いろいろな庭にいろいろな楽しみ方がありますね。
そんないろいろな庭に仕事で携われる自分に幸せを感じている今日この頃です!(^o^)丿

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